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本当の私に

様々な人生の試練を通っている女性のみなさんへ、
三十一人の作家が、マタイの福音書を通して心のこもったメッセージをお届けします。このディボーショナルの旅を通して、あなたがイエス様の深い愛に気づいてくださることが、私たちの祈りです。あなたは一人ではありません。神様から遠すぎる場所などないのです。神様は、あなたが本当の自分になれるよう導いてくださいます。

監修  キャミー・タング

投稿者略歴

Audrey Appenzeller オードリ・アッぺンゼラ
Victoria Bylin ビクトリア・バイリン
Lyn Cote リン・コート
Judy DeVries ジュディ・デブリーズ
Danica Favorite ダニカ・フェイバリット
Janet W. Ferguson ジャネット・W・ファーガソン
Deborah Hale デボラ・ヘイル
Eva Maria Hamilton エバ・マリア・ハミルトン
Sharon Hinck シャロン・ヒンク
Kristin Holt クリスティン・ホルト
Carole Lehr Johnson キャロル・レア・ジョンソン
Jill Kemerer ジル・ケメラー
Wendy Lawton ウェンディ・ロートン
Jackie Layton ジャッキー・レイトン
Catherine Lynn キャサリン・リン
Autumn Macarthur オータム・マッカーサー
Kathy McKinsey キャシー・マッキンゼー
Dineen Miller ディニーン・ミラー
Robin Patchen ロビン・パッチェン
James L. Rubart ジェイムズ・L・ルバート
Renee Ryan レニー・ライアン
Regina Scott レジーナ・スコット
Morgan Tarpley Smith モーガン・タープレイ・スミス
Anna Spencer アンナ・スペンサー
Jennifer Spinola ジェニファー・スピノラ
Camy Tang/Camille Elliot キャミー・タング / カミール・エリオット
Janet Tronstad ジャネット・トロンスタッド
MaryLu Tyndall メアリールー・ティンダル
Lenora Worth レノラ・ワース
Cheryl Wyatt シェリル・ワイヤット
Kathleen Y’Barbo キャスリーン・イバルボ
十代、二十代の頃の私は、とても孤独だったことを覚えています。学校では私と同じことを好む子がいないように思えたので、親しい友たちはなく、少し仲間はずれのようになっていました。十三歳のときにクリスチャンになりましたが、だからと言ってすべての問題が魔法のように解決し、寂しくなくなったわけではありませんでした。

二十代のとき、私の夫になる男性を送ってくださいと、熱心に神様に祈りました。私に尽くしてくれて、私の元から去らない人を望みました。男性によって私の孤独が解決されると思っていたのです。

神様は、何年間も私の祈りに答えてくれませんでした。神様は私のことを忘れてしまったか、それとも私のことを愛していないのではないかと思いました。


‐‐キャミー·タング/カミール·エリオットによる「本当の私に」から抜粋

抜粋

本当の私に

ディボーショナルの旅

マタイの福音書を開いて

監修 キャミー・タング



はじめに

「本当の私に」というこの本のタイトルを目にした時、ある言葉を思い出しました。「あなたは、あなたの作品ではありません。あなたの人生は、あなたのプロジェクトではなく、神のプロジェクトです」

 私たちの毎日の生活の中での課題は、「忙しさ」です。趣味やボランティア、子供の習い事、夫の出張、便利な時代のおかげで、外出先でも仕事や用事のレスポンスが求められ、ソーシャルメディアでは常に情報と評価が私たちの心に付きまとい、どこに行っても何をしても、競争心を掻き立てられる世の中です。

 そんな中で、ディボーショナルな旅を始めることは、見失っていた「本当の私」を見つける大切な時間です。きっとこの本を通して、人生の目的は、あの人よ り幸せになることや、より良い業績や経験を積み上げることではいことを、思い返させてくれるでしょう。

 人生で大切なことは、何を成し遂げたかではなく、どんな私になるかです。世の中は、私たちの足りなさを示し、「やるべきこと」のリストをつきつけてきます。でも、あなたを造られた神は、あなたがもっと「受けるとるべき恵み」を沢山用意してくれています。なぜなら、あなたを造られた神だけが、「本当の私」をご存知で、あなたが考えるよりももっと素晴らしい「本当の私」になることを、望んでおられるからです。

 この本には、素晴らしい賜物を与えられた三十一人の女性たちが、それぞれの日常を通して、神様から気づかされ、与えられた恵みの宝物を綴っておられます。まるで彼女たちが聖書の言葉を通し、黙想を通して神様から頂いた宝が集められた宝石箱のようです。

 マタイの福音書を書いたマタイは、取税人というレビ人で、その職業柄孤独で、人から嫌われ、自分に自信のない人でした。そのマタイが、イエス・キリストから見つけ出され、声をかけられ、友となって頂くことで、彼自身が変わり、喜びの人生へと180度変わりました。皆さんがこの本を通して、「本当の私」を探す旅でイエス・キリストに出逢い、その人生が受け取り損ねていた恵みと喜びに溢れる人生となることを、心から祈ります。

希望の春の日差しが差し込むカリフォルニアにて

サンタクララバレー日系キリスト教会牧師   中尾善之介



読者の皆さんへ

このディボーショナルを通して、イエス様があなたのことを深く愛してくださっていることを理解されるよう、作家仲間とともに祈っています。あなたは一人ではありません。神様は、決して遠すぎる場所におられる方ではなく、本当の自分になろうとするあなたを助けてくださるお方です。

—キャミー・タング



このディボーショナルを利用するにあたって

この本にまとめられたディボーショナルは、各セクションのはじめに挙げたマタイの福音書の節に基づいています。この節を読んでから、ディボーショナルを読まれることをお勧めします。



マタイ一

新約聖書は、イスラエルの父アブラハムからこの世の救い主イエスまでの家系図から始まっています。この福音書が名前を挙げることから始まっているという事実から、遺産というものがイスラエル人にとっていかに重要であったかが分かります——つまり、今を生きる私たちにとっても重要なはずです。しかしこれは、もう一つ別のことも示しています——私たちは偉大な祖先のように生きる運命にはないし、また彼らの罪を繰り返す運命にもないということです。自分の祖先を知るために、彼らと同じようになる必要はありません。

イエスの祖先はどんな人たちだったのでしょうか?アブラハムは信仰によって義とされ(ローマ四:三十)、ダビデは「神の御心にかなう者」と言われました(使徒十三:二二)。他方、あまり芳しくない人たちもいました。ラハブは娼婦、タマルは義父をだましてその子供を産みました。聖書によれば、ダビデの家系には無数の王がいて、ソロモンは当時最も賢明な王と言われた一方(I列王記四:三十)、アハズとマナセは最も邪悪な王でした。

マタイ一で、私たちはマリアの夫ヨセフに出会います。正義感と思いやりのあるヨセフは、関係を持つ前に妊娠した妻の名誉を傷つけたくありませんでした。故郷の人からの冷笑や噂話が十分予想されたにもかかわらず、天使が現れてマリアを妻として迎えるようにとヨセフに告げたときに、彼がその通りにしたことからも、ヨセフは神に従う人だったことが分かります。

ヨセフはヨセフ自身であり、アブラハムやソロモン、ダビデのような偉大な祖先と同じではなく、邪悪な人々と同じでもありませんでした。

ヨセフの子であるイエスも、血縁を除くあらゆる点で、地上の親とは違いました。イエスより前の時代に義とされた人たちは全く罪がないわけではありませんでしたが、イエスはその天なる父に従い地上に来て、完全に罪のない人生を送りました。

家系や育ちにかかわらず、私たちは地上の両親ではなく——良い点でも悪い点でも——天なる父に似た者になるよう招かれています。完全な御子イエス・キリストによる神の恵みを通して、私たちはその通りになることができるのです。

—ロビン・パッチェン